ネイリストの離職率は高いってホント?主な退職理由は?

コラム

ネットで調べて知っているという人もいると思いますが、実はネイリストは離職率の高い職業です。ネイルサロンに就職しても、なんと半数~8割程度の人が入社1年以内に辞めてしまうと言われています。

せっかく勉強して技術を身につけたのに、辞めてしまう理由は一体何でしょうか?

ネイリストの退職理由とは

実際にネイリストを辞めた人たちの理由はさまざま。
時間や費用を使って頑張って取得した技術を活かせないのは残念ですよね。それでも辞めたい!と思った理由とは一体どのようなものなのでしょうか。

・8時間勤務中になかなか休憩が取れない
・6~7連勤が続いて体調を崩した
・研修が数日で終わりその後の指導も無かった
・残業代なしで強制的に居残り練習をさせられた
・お客様から理不尽なクレームを受けた
・お客様との会話が弾まず接客がつらい
・指名が取れずあまり稼げない
・サロン内でいじめにあった

このように、聞いただけでもつらくなるような理由ばかり。理想と現実の違いに肩を落とし、泣く泣く退職したという人も少なくありません。
主な原因は働きにくい環境にあるようです。

では、離職を決意させた働きにくいサロンとはどんな環境だったのでしょうか?

 

1. 長時間労働で体力的にハード

休憩は基本的にお客様の入り具合に合わせて取るため、施術が長引いたりお客様が立て込んだりすると8時間勤務でまったく休憩が取れない!なんてこともあります。バックヤードにパーツを取りに行ったりする際など、お客様に見えないタイミングでお菓子を口に放り込んで凌いだ・・・という人も。さすがにそんな勤務状況が続くと体力的にもつらいですよね。

 

2. 少人数経営により休みが少ない

多くのネイルサロンが少人数経営のため、休暇はスタッフ同士の譲り合いで取ることがほとんどです。そのため、スタッフ同士で調整がつかないと休暇が取れないというケースもあります。連続勤務が長く続き、疲れやストレスが爆発して「辞めたい!」と思う人が多いようです。

 

3. 施術しながら接客もする難しさ

お客様とマンツーマンでの施術になるため、ネイルに集中しながらお客様と会話もする必要があります。ネイルは好きだけど会話は苦手・・・というネイリストも少なくありません。熟練のネイリストでも、施術をしながら会話を弾ませるのは至難の業と言えるでしょう。また、お客様によっては言いがかりをつけてくる方もいます。心が折れて「もう辞めたい・・・」と考える人がいるのも否めません。

 

4. 給与面での不満

自分自身のサロンを持ったり、人気ネイリストになったりすれば大きな収入を得ることができますが、ネイリストの平均的な給与水準は高くありません。研修期間はアルバイトと同じ時給制やサロンによっては無給なんてところも。研修期間中の待遇が悪いサロンがあることも、早期に離職するネイリストが増える原因のひとつと言えます。

5. 業界特有の女性が多い職場環境

メンズネイルが増え、男性のネイリストも登場してきつつあるとはいえ、やはり圧倒的に女性の多い職場です。女性特有の人間関係、お局様的存在、派閥、顧客の取り合いなど、時にはいじめに発展することもあります。
また、先輩が後輩を教えるケースが多いため、上下関係や教える人によって指導方法が違うなどのトラブルに発展することも。肉体的にもハードなうえに精神的ストレスも抱え、うつ病やうつ病に近い状態に追い込まれて辞めたという方もいます。

この様に辞めてしまう理由はさまざまあります。

「華やかで憧れのネイリスト」というイメージと実際のギャップが大きいことも退職原因の一つとしてあるようですね。

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