パラジェルは他のネイルと何が違うの? 使用方法などを解説

コラム

パラジェルは他のジェルとは違い、独特の扱い方があるのも大きな特徴です。
その分、きちんとした技術を持っていなければ、施術した直後でもすぐに外れてしまうことがあります。
正しい知識、技術を身に付けて、お客様にダメージレスなパラジェルをご提案しましょう。

パラジェルでサロンの集客力をアップさせよう

大手サロン予約サイトの調査によると、サロン利用・自宅利用ともにポリッシュ(マニキュア)よりもジェルネイルのほうが人気があることが分かりました。

・ポリッシュ(マニキュア)…自宅:11.6回・サロン8.6回
・ジェルネイル…自宅:16.0回・サロン8.7回
※1年間の平均的な利用回数(2020年データ)

(出典:リクルートライフスタイル「ネイルに関する意識・実態調査」/https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/03/date_nail_20200305.pdf)

一方で、同調査ではサロン通いを休止した理由として、金銭的問題(46.8%)の次に爪が傷んだこと(31.8%)を挙げた人も多くいました。

このことから、サロンの集客力をアップするためには自爪が傷みにくく、ジェルネイルのようなクオリティを楽しめるサービスが必要と言えます。

そこでおすすめなのが、パラジェルの導入です。

パラジェルとは?特徴と他のネイルとの違い

パラジェルとは、近年人気のソフトジェルネイルのこと。
主な特徴や、一般的なジェルネイルとの違いは以下のとおり。

・サンディングが不要
・傷んだ爪にも施術できる
・LEDライトを使用するため硬化が早い

通常はベースジェルを塗る前に、自爪とジェルが密着しやすいよう爪の表面にこまかな傷を付ける「サンディング」を行います。
サンディングを行うことで爪の表面のこまかな傷にベースジェルが入り込み、密着しやすくなりますが、一方で爪の表面を傷付けてしまうため、自爪を傷めたり薄くしたりとデメリットもあります。

そんなデメリットを解消するために開発されたのが、サンディングなしでも高い密着力を持つパラジェル。

パラジェルは3種類のベースジェルの中から爪の状態に合ったものを選び、適切な施術をするため、既にジェルネイルで自爪が傷んでしまっているお客様にも検討していただけます。

オフするときも削るのはカラージェルやトップジェル部分のみで、ベースジェルはパラリムーバーをふくませたコットンでふやかしメタルプッシャーを使用するので削ることはありません。

自爪が傷んだことを理由に休止を希望しているお客様へも、新しいメニューとしてパラジェルを紹介することで休止を防いだり、お客様の他店流出を防ぐことが可能です。

お客様にもネイリストにもメリットが多い

パラジェルに使用されている顔料は、高級かつ微細なもののため発色が良く、退色が少ないのが特徴。

発色が良いことはお客様に喜んでいただけるだけではなく、ネイリストにとってもデザインの幅が広がります。

顔料は退色しにくく、ジェルネイルと同様に3~4週間は持ちます。
「パラジェルに変更してから持ちが悪い」、「来店の回数が増えた」などクレームが発声する心配もありません。

またパラジェルは、ジェルネイルと違って硬化にLEDライトを使用するところも大きな特徴です。

LEDライトを使用するパラジェルと、UVライトを使用するジェルネイルでは、以下の2点が異なります。

・熱の感じ方に差がある
・硬化時間が半分以下

LEDライトは発熱量が非常に少なく熱が生じにくいため、硬化のために爪へ当てていても熱さを感じにくいものです。

また、ジェルネイルではデザインによって1~2分かかるような硬化時間が、パラジェルではわずか数十秒程度まで短縮されます。(専用LEDライトを使用した場合)

爪が傷んで薄くなっているお客様にとっては、爪をライトに当てる時間が短くなることで、熱さを感じるリスクが軽減できるメリットがあります。

ネイリストにとってもお客様1人あたりの施術時間短縮ができるので、予約枠を増やしてお店の生産性UPへと繋げることができます。

パラジェルの取扱い方法はセミナーで学ぼう

魅力の多いパラジェルですが、お客様の爪の状態に応じてベースジェルの種類や施術方法を判断するなど、実践するにはきちんとした知識や技術が必要となります。

パラジェルを開発・販売している業者がセミナーを開催しているので、参加して正しい知識を得たうえでサロンメニューに加えるとお客様の信頼にも繋がります。

セミナーは個人で参加できるものも多いので、パラジェルをすでに導入しているサロンへの転職を考えている人もセミナー参加によって他の求職者との差をつけることも可能です。

パラジェルの取扱い方法を専門的に学べるセミナーは、「パラジェルアカデミー」の名前でチェックできます。

基本的な特徴を知ることのできる無料導入セミナーから、実践的な知識・技術を身につけることができる有料セミナーまで、目的別に選んで受講できます。

主なセミナーは、以下のとおり。

・無料導入セミナー…基本的な技術や導入サポートについての説明
・ネイルマシーンコース…マシーンを使用したオフ・フェルインの解説
・ディプロマコース…レベル別に専門知識を身につけていく講座
・オフケア特訓コース…オフケアが苦手な方のための強化講座

他にもさまざまなセミナーを随時開催しています。
中には、定められたセミナーを受講した方だけが受けることのできるライセンステストもあります。

認定された実績を持っているとお客様から選ばれるネイリストになれる他、転職時に大きなアピールポイントとなるのでおすすめです。

セミナー一覧  参考:https://www.paragel.jp/academy/seminar/

まとめ

せっかく得たパラジェルの知識を活かせるよう、転職先のサロン探しではパラジェル施術に力を入れているところを中心に探してみましょう!

 

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