ネイルサロンの利用者数は、近年横ばいが続いているのが現状です。
長時間拘束されてしまうイメージがある為か、「忙しくて時間がない」という女性たちにアプローチをする工夫の一つとして、今回はネイルチップの作り方をご紹介します。
ネイルチップでお客様の流出を防ごう
お客様がネイルサロンに通わなくなる理由は、必ずしもスタッフの接客の質や技術不足、料金の高さにあるとは限りません。
某大手リクルート企業の資料によると、以前ネイルサロンを利用していた人が、その後サロンに通わなくなった理由のトップ3は以下のとおりでした。
・お金がかかる
・定期的に通うのが面倒
・学校・職場で禁止されている
このように費用や定期的な利用の問題だけではなく、単純に学校や職場で禁止されており、日常的にネイルを楽しめない環境となってしまった方も多くいます。
このことから、ネイルサロンがお客様の流出を防ぐ方法として
・低価格で気軽に楽しめるサービスの提供
・オンオフの切り替えがしやすいネイルの提案
この2つが必要不可欠と言えます。
「ネイルチップの作成サービスを導入する」、
「ワークショップでネイルチップの自作方法を紹介する」などで
サービス料金を見直すのではなく、既存サービスや商品の活用としてネイルチップに注目することをおすすめします。
ネイルチップであれば休日や終業後に付け替えができ、オンオフを気にすることなく楽しむことができます。
作成サービスで既存客をつなぎとめるだけではなく、ワークショップを開催してネイルチップの自作方法を紹介すれば、潜在客をサロンのファンに育てることも可能ですし、物販による売上も期待できます。
ネイルチップの作成方法とお客様へアドバイスするときのポイント
ネイルチップ作成サービスの導入や、ワークショップを開催するためには、改めて正しい作成方法をおさらいすることが大切です!
自身でネイルチップを作成するための方法と、ワークショップや接客時にお客様へアドバイスをするときのポイントをご紹介いたします。
ネイルチップの作成で必要な道具
まずはネイルチップを作成するにあたって必要となる道具をおさらいしましょう。
ワークショップの内容や接客時のアドバイス次第で物販売上につながる部分でもあるため、見落としがないように注意が必要です。
ネイルチップの作成で必要となる道具は、以下のとおり。
・ネイルチップ
・マニキュア
・ネイルパーツ
・爪やすり、ファイル
・ピンセット
・ジェルネイル用の筆
・両面テープ
・UVライト(LEDライト)
・ネイルチップスタンド
ファイルは大きく分けると表面や長さを整えるバッファとツヤを出すためのシャイナーの2種類がありますが、ネイルチップの形を整えたりネイルの定着を良くしたりするためにバッファを用意しておきましょう。
ジェルネイルの場合は、硬化させるためのUVライトも必要です。
近年は硬化スピード・利便性に特化したLEDライトが主流となっています。
ライトはマニキュアやピンセットのように百均で手軽に用意できるものではないため、おすすめのものを物販で紹介し、売上アップにもつなげることができます。
ネイルチップの作り方とお客様へのアドバイス
道具がひととおり揃ったら、いよいよネイルチップ作成を実践していきます。
ここではワークショップでお客様に教えることも想定して、作り方の基本的な流れと各段階でのアドバイスポイントも紹介しましょう。
ネイルチップの形を削って整える
まずは自分の爪に近いサイズ、もしくは作り上げたい爪の形に近いネイルチップを選びます。
その上で爪やすりで削っていきますが、しっかりサイズを測り、失敗しないようにしましょう。
スタンドに固定してベースを塗る
サイズ調整が完了したら次はマニキュアもしくはジェルネイルを塗ります。
その際、ネイルチップを固定するスタンド(台)があったほうがデザインもしやすくなるのでおすすめ。
ネイルチップスタンドは他のもので代用できたりもするので、工夫次第で安く作ることも可能です。
イメージどおりのデザインになるよう整える
ベースを塗った上で作ったデザインになるようにパーツなどを足していきます。
パーツをつける場合はジェルネイルでベースを作るのがおすすめです。
トップコートを塗って仕上げる
自分の爪でないからと、トップコートは必要ないと思われるかもしれませんが、トップコートを塗ったほうが持ちが良くなるので必ずつけましょう。
色々なトップコートがあるので、それによって仕上げを変えることもできます。
まとめ
サロンの企画やサービスに取り入れるほか、自宅で作成してフリママプリなどで販売すると、練習と副業を兼ねることができるのでネイルチップ作りはプロのネイリストさんにもおすすめです!