美容部員(BA、ビューティーアドバイザー、ビューティーカウンセラー)の仕事内容は専門的ですが、国家資格はなく、必ずしも就職に資格が必要というわけではありません。
資格のない未経験者でも美容業界で活躍する方は多くいらっしゃいます。
とはいっても、資格があると就職・転職の際のアピール材料になることも。
ここでは、持っておくと役に立つであろう美容・コスメ関連の資格についてご紹介します。
【 持っていると役立つ美容・コスメ関連の資格 】
・ 日本化粧品検定(コスメ検定)
文部科学省が後援する、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目的にした資格検定。化粧品の歴史や法律、美容皮膚科学など幅広く学ぶことができます。
1級から3級まで分かれており、1級の合格率は約80%と比較的に誰でも取得しやすくなっています。
( オフィシャルサイト https://cosme-ken.org/ )
・日本メイクアップ技術検定試験
一般社団法人JMAが定めるメイク基準を基本とした資格検定。国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指し実施されています。1級から3級まで分かれており、1級はプロのメイクアップアーティストでも苦戦するほど難易度が高めです。
( オフィシャルサイト http://www.jma-makeup.or.jp/exam/makeupj/ )
・ IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
国際美容連盟(IBF)の認定するメイクアップアーティストの資格検定。普段使いのメイクから専門的なメイクまで、高い技術と知識を身に付けていることを認定する資格。ちなみに、IBFとはニューヨークと東京に拠点をおき、国際的に活動している美のスペシャリストによる団体です。
( オフィシャルサイト https://www.ibf-japan.com/admission/artist.html )
・ コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定)
日本化粧品検定協会が認定する、「あらゆる肌悩みに対して最適な化粧品を選びだせるプロフェッショナル」を育成するための資格検定。美容や化粧品の基本的な知識だけではなく、化粧品の成分表の読み方や法律専門知識も身につきます。資格認定には所定の研修プログラムの受講が必要です。
( オフィシャルサイト https://cosme-ken.org/qualify/ )
・ スキンケアアドバイザー
日本スキンケア協会が認定するスキンケアの知識が習得できる資格検定。医師監修の教材で美肌のプロを目指せるため、エステティシャンやセラピストなどにも人気です。より高度な知識を身につけたい場合は、スキンケアカウンセラーやスキンケアフェイシャリストという資格も用意されています。
( オフィシャルサイト https://www.skincare.or.jp/skin_care_adviser.html )
・ スキンケアマイスター(美容総合検定)
日本コスメティック協会が認定する美容の総合的な知識を習得できる資格検定。化粧品だけではなく、サプリメント、エステティック、美容医療、スキンケア、関連法規に至るまで幅広く学びます。
( オフィシャルサイト https://www.j-cosme.org/test_outline/skincare-meister/ )
・ メイクセラピー検定
一般社団法人メイクセラピストジャパン(MTJ)が認定するメイクセラピストの資格検定。メイクアップの技術だけでなく、「メイクセラピー的心理学」「コミュニケーション」など心理カウンセリングも学べるため、医療・福祉の現場でも活かせる資格です。
( オフィシャルサイト https://www.maketherapy.com/ )
・ 接客心理検定
一般社団法人ホスピタリティ・マーケティング協会が認定する、接客心理の知識と技術に関する資格検定。スムーズな接客、心理面からのアプローチ、交渉術などお客様の心を掴むための知識と技術をトータルに習得できます。
( オフィシャルサイト http://www.sekkyaku.org/ )
・ パーソナルカラリスト検定
一般社団法人日本カラリスト協会が実施している、色彩知識と配色調和を身につける資格検定。美容部員としてのセンスをワンランクアップさせる資格で、お客様一人ひとりの肌や髪の色に合わせたアイシャドウや口紅のカラー提案にも役立ちます。
( オフィシャルサイト https://www.personal-colorist.org/ )
・ 美容師免許
厚生労働大臣が認定する国家資格。メイクアップだけではなく、ヘアスタイリングの知識も身につけて、トータルコーディネートできる美容部員になりたい方、メイクアップアーティストやスタイリストに転進したい方は持っておきたい資格の一つです。
理容師・美容師免許の取得まで(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/riyoushi/index.html
美容のプロを目指す方には資格取得がおすすめ
美容部員になるには資格は必要ありません。
しかし、資格を取得していると、接客のレベルも上がり、お客様からの信頼を得ることができます。
また、資格取得は自分磨きとなり、将来的なキャリアアップにも繋がることも。美容部員という枠を越えて、美容のプロを目指す方には資格取得がおすすめです。
資格取得をバックアップしてくれるメーカーもありますので、職場選びの参考にしてみるのも良いでしょう。