手に職をつけ、技術を活かし、キラキラと華やかなイメージがあるネイリストのお仕事。
「憧れのネイリストになって好きを職業にしたいな~」と
羨ましく思う方もいるでしょう。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか?楽しいだけで働けるなんてうまい話はそうそうありません。
どんな職業にも仕事である以上、悩みやつらくしんどいという面があるものです。
そこで、今回はネイリストのお仕事において大変なところ、お悩みなどの裏事情をこっそりお教えいたします。
【 ネイリストの大変なところ3つ 】
1. 技術向上など努力が必要
現在のネイルには、ソフトジェル・ハードジェル・スカルプチュアなどさまざまな種類がありますが、それに合わせてオフの技術も必要となります。
少し前まではマニキュアやつけ爪が主流だったネイルも、ジェルネイルの登場により一気に広まり当たり前なものになりました。ネイルの世界にも流行り廃りがあり、技術の進歩はとても速いのです。今後もどんどん新しい技術が登場する可能性もあるため、常に情報収集をして自身の技術を磨いていく必要があります。
また、ファッションと同じようにネイルにも流行があります。デザインやカラーなど、毎年だったり季節ごとだったりと日々変化しているのです。一度技術を習得したから終わりではなく、こうしたトレンドにも敏感になり、技術を向上させる努力が大切になります。
2. 思った以上に接客が重要
「黙々と細かい作業をするお仕事」「人と話すことが苦手でも大丈夫」と思っていませんか?ネイリストは技術職だから接客とは無縁というわけではありません。お客様のご要望を会話から引き出す必要がありますし、お客様によっては施術中の世間話など会話を楽しむ方も少なくありません。技術と同じくらい接客トーク力も必要となるお仕事なのです。
ネイルサロンに来るお客様は、新規のお客様とリピーターのお客様がいます。ネイルサロンはいくらでもあるため、お客様がどのサロンに行くかは自由です。気に入っていただければ通い続けていただけますが、一度避けられてしまうと再来店はほとんど無いでしょう。
ネイリストにとって、新規のお客様がどれだけリピーターになってくれるかが重要となるのです。
3. ネイルサロン内の人間関係
どの職場でもいえることですが、同僚とのコミュニケーション・人間関係はとても大切です。ほとんどのネイルサロンは少人数で経営していることが多く、その中で人間関係を拗らせてしまうと大きなストレスになってしまいます。
どんなに気を張っていても、精神状態は仕事に影響します。職場の人間関係が良好であれば、良い接客にも繋がるのです。
しかし、仲が良くなりすぎるのも考えもの。サロン自体が仲間内・身内という空気感が強いと、居心地が悪いと感じるお客様も少なくありません。友達感覚で働いているの?などといった疑念・クレームにもなりかねません。
また、同僚=ライバルという意識が薄れ、自身の技術向上など努力を怠ってしまう傾向にもなりがち。
適度に距離を保ちつつ、サロン内の関係性を築くことが大切です。