美容師のウェストバッグには何を入れるべき?

コラム

美容師のウエストバッグの種類

美容師が腰につけているウエストバッグは、以下の2つに分けられます。

・アシスタントケース
・シザーケース

アシスタントケースは、先輩スタイリストのサポートをするのに特化したもので、シザーの他にも多くの道具を入れられるように作られています。

スタイリストデビューをすれば必然的にシザーケースが必要になります。
デビューまでは2年~3年かかる場合もありますが、練習は1年目からスタートする為、最初からアシスタントケースではなくシザーケースを購入する人も多くいます。

「お客様が安心して施術を任せられる」という理由から、アシスタントにもシザーケースを持たせたりシザーを入れさせたりするサロンもある様です。

シザーケースは一人前のスタイリストになってからも長く使用する、美容師用のウエストバックのことです。
上記のような理由のためアシスタントケースを扱う業者は少なく、シザーケースのみを取り扱っている専門店が多くあります。

ウエストバッグ(シザーケース)には何を入れるべき?

ウエストバッグ(シザーケース)は、前述のとおりアシスタント1年目から使用することも多いですが、収納物の内容が一人前のスタイリストとは異なります。

それぞれウエストバッグ(シザーケース)にどのような道具を入れているのか、ご紹介していきます。

一人前のスタイリストの場合

一人前のスタイリストは、施術しやすいよう基本的な道具を揃えて持っている。

・シザー
・セニングシザー
・コーム
・ダッカール

シザーだけではなく、コーム類、ダッカールも複数本入れておきましょう。
施術中に落としたときにも施術が続けられるよう、同じコームを各種類2本ずつ収納しておくのがおすすめです。

最初のうちは「将来的に増えるかもしれない」とポケット部分が多いウエストバッグ(シザーケース)を購入しがちですが、実際シザーは3~5本の収納が平均的です。

アシスタントの場合

スムーズにアシスタント業務を進められるよう、シザー以外の道具も多く入れる。

・シザー
・コーム・ブラシ
・ダッカール
・グローブ

最低限、これだけの道具を入れておくことが望ましい。
コームやブラシは複数種類を収納しておき、必要に応じて使い分ける。

ブラシ類は使う機会が少ないが、アシスタント時代に使い込んでおくと手に早く馴染むため、ウエストバッグ(シザーケース)に入れておこう。

美容師のウエストバッグ(シザーケース)の選び方

美容師のウエストバッグ(シザーケース)を選ぶときは、単純に自分好みのものを選ぶと失敗することがある事を覚えておきましょう。

それでは、ウエストバッグ(シザーケース)を選ぶときのポイントをご紹介します。

色で選ぶ

長く愛用できるよう、ウエストバッグ(シザーケース)の色も重視すると良い。

革の特性を活かしたナチュラルな色合いのものやブラックが一般的で、どんなファッションにも合わせやすいため、おすすめです。

女性にはブラウンが人気ですが、制服を採用しているサロンでは制服の色とアンバランスになることがあるため、注意が必要です。

お店ごとのコンセプトもあるため、あまり奇抜な色は選ばないほうが無難と言えるでしょう。

形で選ぶ

近年は丸いフォルムのものや動物をかたどったものなど、可愛いデザインのものが増えてきました。

見た目で選ぶという方法もありますが、使い勝手が悪ければすぐに買い換えてしまう可能性もあるので、本当に長く愛用できるのかをよく考えて買うべきと言えます。

最近はシザー入れ(ポケット部分)が取り外しできたり、パーツごとに分解できたりと、お手入れしやすいウエストバッグ(シザーケース)も増えてきました。

シザー入れの取り外しが簡単だと、掃除も楽にできます。

収納性や見た目と同様に、毎日のメンテナンスに対するストレス軽減が期待できそうな形を選ぶことも重要ですね。

ファッションにこだわりがある方ほど、どんな服にも合わせやすいシンプルな形のものがおすすめ。

大きさで選ぶ

ウエストバッグ(シザーケース)の販売店は少なく、通販で購入するという人が多い。

注意しなければならないのが、女性や小柄な体型の方で、一般的なウエストバッグ(シザーケース)は女性や小柄な体型の方むけに作られていないものもある為、大きすぎたり、重すぎる可能性もあります。

大きいものや重いものは施術にも影響するため、自分の体に合ったサイズ・重さのものを選びましょう。

女性用に作られているものの中にもシンプルでクールなデザインのものも多いため、体型に合わせて選びましょう。

10年は使用するつもりで選ぶのがポイント

美容師のウエストバッグ(シザーケース)は、非常に丈夫に作られているため、よほどのことがなければ10年近くは持ちます。

長い付き合いになる為、使い勝手が良く、長く愛用できるものを慎重に選ぶことが大切です。

基本的に価格と品質は比例しています。合成皮革のものだと、1年も使用すればボロボロになる事もあります。長く使いたいのであれば、安いものではなくきちんとしたものを選びましょう。

アシスタント時代は安いもので使い勝手を模索し、一人前になったときに高額なものをこだわって選ぶ方法もありますね。

お店に足を運び、実際に目で見て選ぶのが理想ですが売っているお店も限られています。
通販で購入をする場合は、失敗のリスクを無くすためにも返金や返品保証対応のところを探しましょう。

まとめ

シザーケースはお客様や先輩、上司など様々な人の目に触れるものでもあります。
毎日使う仕事道具だからこそ、自分にぴったりの、納得のいくものを選びましょう!

タイトルとURLをコピーしました