美容業界の副業事情

コラム

政府の働き方改革計画の一つとして“ 副業解禁 ”を推進する動きがあり、
2018年「副業解禁元年」と言われるようになりました。

しかし いまなお副業を禁止している企業も多く、本業就業後や休日にこっそりと副業に勤しむ人が増えています。

では、世間一般に給料が低いと言われている美容業界の副業事情はどうなのでしょうか?

 

副業するメリットやデメリット、美容業界の人たちがどういった副業をしているのか?
についてお話をさせていただきます。

なぜ副業をするのか?

美容業界で働きながら副業を行うことは可能です。サロンによっては副業を禁止している場合もありますので、こっそり副業をしている方が多くいらっしゃいます。
特に、アシスタント時代はお給料も少なく仕事で使う道具などの購入費もかさむため、やむなく副業をしているという人も少なくないようです。

副業をしている割合

美容業界も含めて、様々な業種の方が副業をしています。その割合は20歳~59歳の正社員を対象に行ったデータで、実に16.8%と言われています。

本業職種別に見ると、男性であれば介護などの医療専門職や製造業に従事している方、女性は事務職やアパレル販売に従事している方の多くに副業をしていると回答がありました。定時勤務の職種やシフト制勤務の職種が多く目立ちます。

副業のメリット・デメリット

【 メリット 】
皆さんが副業を行う目的は収入の確保です。しかし、収入増加以外の面でもメリットがあります。
■価値観
本業以外の職種で副業を行うと、今までと違う価値観や考え方に出会うことができます。実は、これがビジネスチャンスに繋がったという例もあります。

■人脈の拡大
副業の職場で一緒に働く人が、美容室のお客様になったという例もあります。サロン内では副業の話をしないで欲しいとお願いしないといけない場合もありますが、意外と売り上げアップにつながることも。

■本業以外のスキルが身に付く
副業の内容次第で、自身のスキルになることもあります。意外な自分の特技に気づくこともあります。

 

【 デメリット 】

また、副業にはメリットだけではありません。むしろ、デメリットをしっかりと把握して回避できるようにしなければいけないので、ストレスが溜まることもあります。

■副業がばれる可能性
副業が接客業であれば、職場の人がお客様として来店する可能性があります。また、副業の収入が増えることにより、税金などでばれる可能性もあります。
副業は確定申告時に“普通徴収”で税金を納めることをオススメします。

■疲労
本業就業後に副業をする場合は、睡眠不足などで疲れが出てしまい本業に支障が出る場合もあります。体調不良などで本業に出勤できなくなると収入が減ってしまい本末転倒という結果も。無理のない範囲での副業が大切ですね。

■本業とのトラブル
副業がばれてしまったり本業就業中に大きなミスをしてしまうことで会社とのトラブルになるケースもあります。注意程度で済むこともありますが、賠償責任になった場合は収入以上の費用が必要になることも。

 

副業には収入増加などのメリットがたくさんあります。
しかし、同時並行でデメリットもついてきます。
しっかりとリスクも考えた上で、副業をするのか?
もしするならどういう仕事にするのか?を、見極める必要がありますね。

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