目がかゆくなりやすい、目が乾燥しやすい、、目の不快症状が続く方は要注意!
今回は「まつ毛ダニ」のお話です。
まつ毛ダニとは?増える原因
まつ毛ダニ、あるいは顔ダニと呼ばれるダニの正体は「デモデックス」というニキビダニの一種です。
まつ毛の毛根部分や皮脂腺、マイボーム腺などに生息し、体長は種類にもよりますが0.2~0.4mm程度と小さく、肉眼では見えないサイズです。
自覚症状としては
「まつ毛の生え際がかゆい」
「目元が乾燥する」
「結膜炎」
などが代表例としてあげられます。
他にも、目がごろごろしたりまつ毛が抜けやすくなる、フケのようなものがまつ毛の生え際に出る、ひどくなるとまつ毛が生えなくなったりすることもあります。
しかし無症状、無自覚の場合もあるため、知らないうちにまつ毛ダニを繁殖させない様、原因、対策をご紹介していきます!
まつ毛ダニが増える原因としてあげられるのは「不衛生な目元周り」です。
エクステやつけまつ毛を頻繁にする方は汚れが目元に付着しやすくなり、メイクを落とす際はエクステが取れないよう力を加減したり、目元を避けてクレンジングしてしまうため汚れがたまりやすくなってしまします。
不衛生な状態な目元は、まつ毛ダニにとっては格好の場所。
目元に残る皮脂やメイク汚れをエサにまつ毛ダニが繁殖する可能性を高めてしまいます。
クレンジング不足による不衛生
メイクをする女性に多いのが、クレンジング不足によるメイク汚れの残存。
自分ではきれいに落としたつもりでも、目の際に引くアイメイクなどは残りやすく、
まつ毛ダニの繁殖を引き起こしやすい原因となります。
ウォータープルーフのマスカラやアイラインを使用している人、粘膜ギリギリまでアイラインを引いている人は、とくに注意が必要です。
まつ毛エクステに溜まった汚れ
まつ毛エクステをしている人は、エクステ部分に汚れが溜まりやすくなります。
エクステが取れないように通常よりも優しく目元を洗うため、汚れが残ったままその上からメイクを繰り返し、ダニが発生しやすい環境を作ってしまいます。
また、自まつ毛とエクステの間には隙間ができやすく、特にその細かい部分に汚れが溜まりやすいため、ダニが増殖する原因となります。
その他の原因
アイメイクやまつ毛エクステ以外にも、まつ毛・まぶた周辺に汚れを溜める原因は多くあります。
アイメイクに使用する道具はアイシャドウやファンデーションの他、皮脂などが付着し汚れています。
洗浄せずに使用を続けているとまつ毛ダニが発生する原因となることがあるので、つけまつ毛の使いまわしは避け、使用後はしっかりと汚れを取りましょう。
まつ毛ダニにおすすめの対策
お客様が目のかゆみや乾燥に悩んでいるときは
ケア方法、まつ毛ダニが増える原因、対策などを紹介することで、お店やアイリストへの信頼性につながります。
「このサロンに来ればケア方法を教えてもらえる!」と、施術だけではなく、日常のアイケアでも頼られるようになります。
幅広くケアができる様、まつ毛ダニの対策やケア方法について把握しておくことが大切です。
おすすめ!3つのまつ毛ダニ対策
1年のうちで皮脂量が最も増えるのが夏前の6~7月。
肌に含まれる皮脂が過剰に分泌するとテカリやベタつきとなり、それがまつ毛ダニの原因となります。
1. とにかく、まつ毛・まぶた周辺の清潔を保つこと
アイメイクを落とす際は、アイメイク用のクレンジング剤やポイントメイクリムーバーを使用しましょう。
コットンに浸し、まぶたに密着させしばらく置き、その後、優しくふき取りましょう。
まつ毛エクステをしている人は専用クレンジング剤でしっかりと洗いましょう。
根元の細かい部分は綿棒で優しく拭うと良いでしょう。
2. メイク道具も清潔に保つこと
ビューラーやブラシ、アイシャドウチップなどのメイク道具にも注意が必要です。
定期的に洗浄し、清潔な状態を保つようにしましょう。
3. アイシャンプーの使用
アイシャンプーは目元を洗うために作られたシャンプーです。
優しい成分で普通の洗顔では落ちない様な、細かい場所の汚れをしっかり落とすことができます。
まぶたは他の部位より水分や皮脂量が少ないため、強い洗浄剤でゴシゴシと洗ってしまうと乾燥の原因にもなりますのでアイシャンプーで優しく洗いましょう。
こうしたケアをエクステ付替時など、定期的に行なうだけで、ダニの発生が抑えられ、
花粉やメイク汚れなどもしっかり落とせますので、目をこする頻度も減り、乾燥対策にもなります。
目元を清潔にしておくことで、そのあとに塗布する美容液もしっかり浸透する土台作りができます!
美容液を使用することでしっかりとした強いまつ毛を育毛することができるので、
より健康で美しい目元を目指せますね♪
アイシャンプーは物販にもサービスにも最適
まつげエクステ施術前のアイシャンプーで、まつ毛の汚れを落とし切り、エクステのモチの良さを高めることができるので、オプションメニューとして提案してみるのも良いですね。
定期的なアイケアの習慣ができれば、まつ毛エクステをお休みしている間でも
お客様の来店が期待できるため、店内の物販売上をアップさせたい人、サービスの向上を目指す人にも役立つメニューです。
サロンのサービスや物販に加える場合は、その魅力がしっかり伝わるPOPを貼ったり、カウンセリングの際にお客様に伝えてみましょう!
まとめ
まつ毛ダニが繁殖しやすいジメジメとした梅雨が来る前に、
正しい対策を知って、清潔で美しい目元を目指しましょう♪